預かり訓練で変わったチーくん

2014年の10月後半から、3か月の預かり訓練をした子がいました。

 

預かり訓練は、最短でも1か月はお預かりしてこちらでトレーニングをします。

 

飼い主さんが会えるのは約2週間後からの面会の日だけです。

 

寂しいのは分かります。

 

でも、預からなければ変えることの出来ない問題行動もあるのです。

 

その子は、”本気咬み”が問題のチワワでした。

 

「なんだチワワか。」と思う方もいるでしょう。

 

飼い主さんからのお電話で

 

「3年間もサークルから出せずにいるんです・・・」

 

と聞いた時は「チワワなのに??」と私も思いました。迎えに行くまでは・・・・

 

 

てっきり普通の小さい小さいチワワだと思った私は、

 

猫キャリーくらいの大きさのを持っていきました。

 

2階に上がり、サークルの中で爆吠えしているその子を見て愕然・・・

 

そして一言・・・「え?この子チワワですか??」

 

 

そう、チワワと言っても骨格の大きい、そしておデブの13㎏チワワだったのです。

 

確かに、この大きさに咬まれたらたまったもんじゃないな・・・

 

チワワか?と疑っている私に、飼い主さんが血統書まで見せてくれました(笑)

 

確かにチワワでした・・・^^;

 

当時5歳のチワワのチーくん。

 

チーくんは手続きを進める私に向かってずっと吠えていました。

 

サークルに近寄るだけでキレ、サークルに手をかけるだけで咬みにくる。

 

3年間、散歩も運動も出来なかった為、巨大化したチーくん。

 

飼い主さんは手放すしかないかもと悩まれて相談してこられました。

 

手放される犬が少しでも減ってほしいと思い、訓練士になったので

 

チーくんを何とか変えてやる!!という思いで

 

明らかにサイズを間違えたキャリーに押し込んで連れて帰ってきました。

 

施設に到着して、のぞき込むスタッフ皆をキャリーの中から唸り声と共に

 

ものすごい形相で睨みつけていました。

 

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咬むようになってからトリミングサロンももちろん断られ、

 

ようやく受けてくれたところも1度だけで「もう来ないで」と言われ・・・

 

病院にも連れて行けず・・・

 

 

そんなチーくんはまず歩くことから始める必要がありました。

 

3年間歩かなかった体は、リードを付けて歩くことすら拒むようになっていて

 

引っ張っても歩こうとせずズルズル引きずられるだけ。

 

パッドは弱っていて、少しでも歩けば擦れて血がにじむ・・・

 

ダイエットトレーニングを同時進行で頑張ってくれました。

 

どんなトレーニングをしたのか詳しく書くと長くなるので避けますが、

 

主に「体を触られることを受け入れる」トレーニングをしました。

 

3か月頑張ってくれたチーくんは、体重も9㎏台まで減り(それでも大きいけど)

 

お散歩も行けるようになり、サークルに近づいても怒らず、

 

トリミングも出来るようになりました!!

 

そんなチーくんのafterがこちら↓↓

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同じワンコとは思えないほど柔らかい表情になりました^^♪

 

トリミングでカットもできてスッキリです★

 

ヤンキーのように睨みをきかせていたチーくんはもういません。

 

飼い主さんもサークルから出してお散歩に行けるようになり、

 

チーくんとの生活を再出発しています。

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痩せても、近所のお子さんから「あ!タヌキがいる~!」なんて

 

言われてしまうそうですが、

 

そんなお話を笑って話してくれるようになった飼い主さん自身も

 

気持ちに変化があったように思います^^

 

今もちょこちょこトリミングで来てくれるチーくん。

 

預かり訓練をして、飼い主さんも楽になったと思いますが、

 

何よりもチーくんの生活の質がぐ~~~ん!と上がったのは確かです^^

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チーくんの表情の変化を見て分かるように、

 

預かり訓練は可哀想なものではありません。

 

咬み癖があり、困っている飼い主さんは多いと思います。

 

本当に改善したいとお考えの方は是非一度ご相談下さい。

 

 

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~可愛い子には旅をさせよ~

”可愛い子には旅をさせよ”

 

『我が子が可愛いなら、親の元に置いて甘やかす事をせず、

 

世の中の辛さや苦しみを経験させたほうがよい』

 

という意味のことわざです。

 

お家のわんちゃんが可愛くて仕方がないのは分かります。

 

片時も離れたくない気持ちも分かります。

 

でも、お家のわんちゃんが亡くなるまで絶対に、

 

どこかへ預けたり

 

離れたりしなくていいとは限りません。

 

 

どうしても預けなければいけなくなることだってあるかもしれません。

 

突然、飼い主さんのほうが先に天国へ逝くことだってあるかもしれません。

 

 

そんな時、お家の箱入り息子さん・娘さんは知らない場所で


飼い主さんの居ない状況で

 

ご飯を食べたり、トイレをしたり、睡眠をとったりできるでしょうか?

 

 

『お家の子』になってから一度も他人に預けられたことが無い子は

 

他人に預けられるとストレスや不安から「ご飯を食べない」「トイレができない」

 

「睡眠がとれない」といったことになる可能性が高くなります。

 

特に怖がりのワンコはなりやすいですね・・・・

 

そうなってしまうと可哀想なのはワンコです。

 

どうしても長期間預けなければいけなくなった場合、

 

長期間ご飯を食べす、トイレをせず、睡眠もとれなければどうなるでしょう?

 

 

 

小さなころから、信頼できる方や信頼できるペットホテルなどに預け、

 

飼い主さんが居なくても生活できるように慣れさせておきましょう!

 

”他人に頼る”ことを出来るかできないかでは

 

その子の犬生は全く違ってきます。

 

『預けると寂しいから』という飼い主さんの言い訳で箱入りにしてしまうと

 

いざという時に辛い思いをするのはワンコだという事を考えて下さい。

 

 

「可愛い子には旅をさせよ」

 

 

まさにこの言葉がピッタリです。

 

 

ちょうど今、長期間のお預かりに備えて、

 

ペットホテル練習をしている子がいます。

 

その子は、以前他のペットホテルに預けた際、

 

ご飯も食べす、トイレもせず、「お迎えに来て下さい!」と

 

ホテルをリタイアするしかなかった怖がりのチワワさんです。

 

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長期に向けてまずは4日間のお預かりからスタートしました。

 

お預かり中に美味しい物なら食べる事が出来、オシッコもできました。

 

ただ、うんちは出来ず、帰宅してモリモリ出したそうです。

 

2回目は1週間のお預かり。

 

飼い主さんも毎回心配されていますが、この子の為に!と

 

必死な思いで送り出してくれます。

 

1週間のお預かりで、2回目の場所という事もあり

 

ご飯も食べ、オシッコは2日目から毎日して、

 

うんちも5日目にしてようやくクリアできました!

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1週間でうんちは1度だけでしたが、前回よりも1歩前進です^^

 

この子自身も、飼い主さん以外も頼ることができるようになってきて

 

施設でも尻尾をあげれるようになってきています。

 

お家で食べているドライフードはまだ食べず、美味しい物しか

 

食べてくれないので、次回はドライを食べてくれたらいいな~と

 

飼い主さんともお話ししました。

 

この子の飼い主さんは本当にこの子のことを想っているのが

 

伝わってきます^^

 

『私が居なきゃダメな子』に育てるのではなく

 

『私が居なくても大丈夫な子』に育てなくてはいけないのです。

 

 

今は、子供も犬も過保護にしすぎる時代。

 

子離れできない親、親離れできない子。

 

一生、親・飼い主が側に居れるとは限らないんです。

 

もしもの事があっても無くても、他所へ預ける事でワンコが

 

得るものは飼い主さんの元では教えることが出来ません。

 

信頼できる所へ預けてみる勇気を持ってください。

 

 

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ワンコのケア!カット編

今回はケアのカット編です!

シャンプーで被毛も皮膚もキレイになりました!

でもせっかく洗って綺麗になったのに

お散歩で長い毛のところがドロドロに・・・

または

なぜかすぐに毛玉が・・・

など、困っている方も多いはず・・・

それにこれからの季節、

毛が長くて暑そう。。。熱中症になってしまうかも。。。

なんて心配もあると思います!

 

そんなワンコたちには、

カットをオススメします!!!

 

カットにもたくさんの種類がありますが

ハッピーハウスでよく見かけるのが

つるつるのサマーカットです!^^

ハッピーハウスで行なうサマーカットは

首から上、足先、尻尾のみを残し

後はすべてバリカンで刈ってしまいます。

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どうです??スッキリしてるでしょ???

このように被毛を短くしておくことで

汚れてもすぐにキレイに出来たり

暑さを軽減させることが出来ます!

夏に来所された方はご覧になられたことがあるかもしれませんが

受付で過ごしているスモークくんは

ライオンのようになっています!

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機能的なカットは、ワンコにも飼い主さまにも

メリットがあると思います!

 

もちろん、サマーカットだけではなく

足やお尻、耳や顔まわりの毛(飾り毛と言います)

をハサミで短く整える事だけでもすっきりします!

 

プードルちゃんなどは、全身ハサミでカットする事も多いですね^^

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お家でお飼いのわんちゃん。

毛がぼさっとなってませんか??

汚れたり、毛玉が出来ていませんか??

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あ!と気になった方は

是非ワンちゃんをキレイにしてあげましょう!

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(なんか不満そう・・・笑)

もちろん、私たち、ハッピ―ハウスでも

トリミングを受け付けておりますので

ぜひご利用くださいね^^

 

次回は、爪切り、耳掃除 編です!

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ユリ、散歩までの道のり

ふれあい通路を歩く練習をしていたユリですが、スタッフがばたばたと行き交う中でも

周りのワンコが吠えている中でも、余裕を持って落ち着いて歩くことが出来るようになってきました。

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次はいよいよハッピーハウスの外です!

ユリと念願のお散歩までもう少し時間が掛かるかな〜と思っていましたが、

その決定的瞬間は意外にもあっさり訪れました(笑)

 

いつものようにふれあい通路を歩く練習をしている時、落ち着いて歩くことが出来ているユリを見て

「今のユリならもう外に行けるかも」とその場の流れでいざハッピーハウスの外へ・・・

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万が一パニックになって脱走するということも考えられるので、

この日は別のスタッフに後ろからついてきてもらっていました。

 

外に出てみると、意外と普通に歩くことが出来ているユリ(゚д゚)!

ハッピーハウスから出てすぐの草むらで少し匂いも嗅いでいました!

 

初めての外ということで、この日はそんなに長い距離を歩くことはしませんでしたが

緊張してハァハァ言う程度で、リードを噛んだり引っ張ったりなど、特にパニックになることもありませんでした。

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人通りもない静かな山の中なので、車などの反応はどうかな・・・と話をしていると

ちょうど良いタイミングで車が通りかかりましたが、そこまで怖がってパニックになっている様子でもありませんでした。

 

帰り道、ユリがふと立ち止まってハッピーハウスを眺める姿が何度かあり、

ユリも何かしみじみと思いふけっているのかな〜と感じました(笑)

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私もユリの訓練を担当して1年程になりますが、

こうやってユリとお散歩が出来ることがとても嬉しく、感激しています(´;ω;`)

この1年を振り返ってみるといろいろあったなと、ユリと同じように思いふけってしまいます(笑)

 

まだまだ緊張してハァハァ言いながらのお散歩ですが、匂いを嗅いだりマーキングをする余裕はあるようなので

これからお散歩がユリにとって楽しいものになってくれると良いなと思います。

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そして、皆さんお気付きかもしれませんが

ユリちゃんついに・・・サマーカットをしました!!

 

カット中に暴れたり噛んだりすることがないように口輪トレーニングを練習していたのですが、

「今のユリだったらもしかしたら口輪も付けずにカットが出来るかもしれない!」と、

自信半分、不安半分でサマーカットに挑戦してみました。

 

トリミングルームに入ると、知らない場所に連れてこられプルプル震えていたユリ。

「今から何するの?」と、とても不安そうです。

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最初は少し怖がっていたユリですが、少しずつ落ち着いてきたのか震えもなくなり、

カット中、体をべたべた触っても足を少し持ち上げても全く怒ることなく噛むこともありませんでした。

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体を触る練習はしていても、こんなにいろんなところをべたべた触ることはなかったので

ユリを触れるようになったんだなと嬉しく思いました。

 

「もう終わったよ」と声を掛けると、ホッとした表情に。

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カット中、ユリが暴れてパニックになるとユリ自身に負担が掛かってしまうので、

去年までは鎮静をかけて行っていたサマーカット。

この1年で口輪も何も付けずに大人しくカットが出来るようにまでなったんだなと思うと

またまた感動で泣けてきます(´;ω;`)

 

初めの頃と比べると、随分「出来ること」が増えてきたユリ。

少しずつ少しずつこれからも一緒に「出来ること」を作っていきたいなと思います。

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ワンコのケア!シャンプー編

前回はブラッシングをご説明いたしました。

抜け毛も毛玉も綺麗になって、つぎは

シャンプーです!!

 

ワンコも人間と同じ様に放っておくと

汚れは溜まっていく一方です。

ブラッシングの時にも紹介しましたが、皮膚は

皮脂や汚れ、湿気に弱く、そのままにしておくと

皮膚疾患を起こしてしまいます!

水浴びをさせてあげるだけでも、格段にキレイになりますが

シャンプーをしてあげる事で、さらに皮膚と被毛の健康が保たれます!

一言でシャンプーと言っても、たくさんの種類のシャンプーがあります。

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ここにあげるときりがないので、ざっくりとご説明しますが

・ノミダニを駆除してくれるもの

・トリミングサロンなどでも使われる犬種・毛の長さごとのもの

・皮膚疾患をもっており、それを治療、もしくは予防するもの

・市販で皮膚に優しい(低刺激)もの

などなど用途別に分けることが出来、また

市販されている物や、動物病院にて処方されるものもあります。

皮膚疾患があるワンコには動物病院などで処方されるものを

使ってあげるのがオススメです。

 

使うシャンプーを選んだら、いざシャンプーへ!

まずはしっかりと皮膚と被毛を濡らします。

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この作業がとても大事で、水だけでもけっこうな汚れが落ちます!

お顔周りは嫌がる子が多いのでシャワーの勢いを緩めたり

指先に水をつたわせて、優しく濡らしましょう。

 

しっかり被毛も皮膚も濡らす事ができたら

シャンプー剤を使って洗っていきます。

しっかりと手のひら、指の腹を使ってゴシゴシ洗います。

爪を立てたり、強くこすると皮膚を傷めてしまうので

あまり力を入れずに洗うのがコツです。

ワンコによっては、汚れ方、その子の性質(脂っぽいなど)で

一回で洗いきれない事もあります。

そんな時は一度シャンプー剤を水で洗い流し、

再びシャンプー剤を付け、洗います。

足先や耳の付け根、お腹、お尻周りなど、汚れが強い所は念入りに!

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泡が真っ白で、きめ細かくなってきたら

しっかり汚れが落ちている証拠です!

 

しっかり洗えたら、泡が残らないようにキレイに流していきます。

泡が残ってしまうと皮膚疾患の原因にもなってしまうので要注意です!

 

泡をきれいに洗い流せたら、シャンプーは終了!

バスタオルなどで水気をしっかり拭きとりましょう!

吸水タオル等使うのも効果的です!

 

次はドライヤーです。

人間用のドライヤーでも全然使えますが

今回はペット用の大型ドライヤーを使用します。

トリミングサロンなどでもよく使われているこのドライヤー。

なんと支援者様からの寄付で頂いたものです!

本当に助かっております!ありがとうございます!

 

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ドライヤーで風を当てながら、まずはバスタオルでしっかり乾かします。

毛の短い子なら、これだけで乾くので終了です。

 

毛が長い子はスリッカーやコームを使用していきます。

スリッカーなどでしっかりと被毛・皮膚に風をいれ

根本からしっかりとかわかしていきます。

ブラッシングと同じく、ブラシの当て過ぎは禁物です。

 

全身触ってみて、しっかり乾いていればOKです!

中~長毛の子は、最後にコームで毛並を整えて終了!

 

シャンプー嫌いなワンコも、「嫌いだからやめておこう・・・」

ではなく「嫌いでも慣れてもらおう!」という気持ちを持って

こまめにシャンプーをしてあげましょう!

 

さて、シャンプーも終わって

次回はカットを紹介していきます!

 

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